術後の状況・感想など
退院した後のことについての状況や分かったことなどを紹介したいと考えています。
この内容で、書き始めるのにはずい分と勇気が必要でした。
これから先は、根治か再発、再燃、転移などそれぞれの人によって違ってきます。
天さんの場合も全く同じで、現在の時点で予測なんてできません。
手術がうまくいったかどうかもこのこれからにかかってくるともいえるかと思います。
尿漏れがない。手術の肉体的な苦痛もほとんどなかったといってもそれは一時期的なことなのかもしれません。

そのようなことを考えているとこの項目を書き始めることがこわくなってしまいました。

あるときふっと思ったことは、癌、がん、ガンに対する考え方が違うのじゃないかなと思いはじめました。

「がん」との共存 (新説?)
「がん細胞」は私たちを構成している細胞の中のDNAなるものに、傷をつけたりされて、修復ができなかったりすると
がん細胞ができ、これが増え続けることによって症状が現れてくるようですが、DNAに傷をつける原因には
放射線、紫外線、発癌物質、ウィルスなどがあるといわれています。

海水浴に行けば、たくさんの紫外線を浴びます。
ご飯や野菜には残留農薬があります。(見た目がきれいな野菜ほど危ないのかもしれません。)
うどん、かまぼこなどの中には、漂白剤が入っているものもあります。
水だってトリハトメタンなどがあって危ないそうです。
自動車の排ガスだって危ないようです。(自分の車だけしか走らない場所を選んで走らなければ)

今日の生活レベルを期待するのであれば、
がんとは共存して暮らさなければならないのかもしれません。

「がんとの闘い」これは学者のみなさんにはやっていただかなければなりませんが、
私たちはとってはいかにうまく共存するか考えることが大事ではないのかなと思うようになりました。

現在は、医師は癌を発見して、処置方法を患者と相談して決めて
処置をするというようになっているように思われますが、

人間は、そもそもがんと共存しているから、その程度を極めて早い時期から測定しながら、
(多分現在の測定方法では発見できないような時期から)
年齢やその人の肉体的強度などからどの段階でどのような処置をするのがよいかといったことを、
パスとして判定されて、微小なところから必ずしも摘出ではなく
管理されて行くべき時代になってきたのかなと思います。

大学で一所懸命に研究されるテーマの中に、
人間はがんと共存してゆかなければならいのだといった観点からの
取組みが必要ではないかななどと思いはじめました。

がんを今日のように強大なものしないように、
発見したときに、すでに手遅れですとかいったことがないように、
するためにはいかに早い時期に発見し、その時期からやさしくお付き合いを
してゆくようなパスができていることが必要ではないのでしょうか。

とすると、これからはいろんながんとも共存していると考えると
現在の医学レベルの中で、いかにして早い時期のデータを採取して
管理するかということになり、寿命の中であらわれてくれば再発、再燃となるだろうし、
寿命の方が長くなれば、たまたま現れなかったということになるのかなと思われてきました。

このように考えると今までも、これからもがんとは共存してゆかなければならないのかと
思われるようになってきました。
H16.04.23 紹介元病院への返事など
H16.05.07 術後の確認診察
H16.05.28 退院1ヵ月後の診察
H16.07.28 退院3ヵ月後の診察
H16.09.29 退院5ヵ月後の診察
H16.11.29 退院7ヵ月後の診察
H17.01.01 新しい年を迎えて
H17.01.26 退院9ヵ月後の診察
H17.03.23 退院11ヵ月後の診察
H17.05.25 退院13ヵ月後の診察
H17.08.25 退院16ヵ月後の診察
H22.08.23 3ヵ月に1回の定期診察
H24.04.20 6ヵ月に1回の定期診察

日 付 内   容
H16.04.23
紹介元病院への
返事など
A第一病院へ熊本中央病院からの結果連絡書を持って報告のための診察
ウロフロメトリの検査、尿、血液検査、傷跡の検査、尿漏れの状況確認など
しっかりできているなあとほめていただき、安心の上に安心。
次回は。1ヵ月後尿と血液検査をし、どうもなければ間隔をあけてゆきましょうということになりました。
退院後の気づき 特別取り立てていうようなことではありませんが、まず気づくことは、
トイレに行き、便器の前に立って、ファスナーを下ろし、いざオシッコとなったときずいぶん短くなったなということです。

前立腺の分短くなり、膀胱の方に引き込まれることによって、外観上も凹型になって引っ込んでいますから
見た目には相当可愛くなったなということです。先々どうなるのか分かりませんが、気にしても仕方ないかな、
これも勲章だとばかりに、いばっておれと思っています。

でも朝、おしっこに行ったときには、ずい分と元気になってきていますから何かのうたではありませんが、
ノービタリ、チヂンダリーといったことを繰返すのでしょうね。
H16.05.07
術後の状況
確認など
退院後、初めての再診
朝8時30分に、妻と一緒に車で”熊本中央病院”へ(トイレにも行かず水をたくさん飲んで、尿を貯めるようにして出発)
10時30分に到着、自動受付をすまし、外来へいって待っているとすぐにおしっこを貯めてウロフロメトリをしますからということで
ふたたび自販機でカキテンができるだけ多く入っているらしい(?)お茶を買って飲み待っていました。

こんなときに限って、なかなかオシッコしたいなあという感じにならないものです。

待ってる間に、最近ペットボトルの蓋を空けるのの固さについて気がついていることですが、「蓋を開けるのがえらく固い〜。」
と思いませんか。
バリアフリーとかユニバーサルデザインとか、人にやさしいとか言っていますが、障害を持って明けることが出来ない方が
たくさんいらっしゃるのではないかと危惧しています。
これはどうかしなければならないと思っています。

そんなことを考えているうちに30分くらいが過ぎましたから、それほど「オシッコー」というほどではありませんが、
看護師さんに「もう大丈夫だと思います。」といってテストをさせていただきました。
いつもより少しは弱いようでしたがまずまずの勢いで出ていました。

一部を尿のサンプル容器に入れて、検査室に持って行き、再び呼ばれるのを待っていました。

久しぶりに、KT先生にお会いします。先生は、ニコニコしながら迎えてくださいました。
「勢いもいいですね。尿もきれいです。」ということで、他になにかありませんかということで、
「へその右下の方が、術後から時々痛むんですが。」といって診察していただきましたが、
「問題はないようなので、そのうち治るでしょう。」ということでした。

退院時の PSAは0.01だったということ、薬は飲まなくてよいということなどを聞き、これからはA第一病院で診察を
受けることになりました。

診察室の外で、部長先生に偶然お会いしましたので、「尿漏れは、全くありません。とてもいい状況のようです。」と
お礼をいったら、「とてもいい状況ですか。それはよございましたね。」ということで、お礼をいい、
ナースステーションにもよって近所のデパートに行きました。
先生方のお顔を久しぶりに拝見するとなんだかほっとしてしまいます。

傑作(?)なのは、それからです。
いままで、力をいれてもどれだけ歩いても畑を少々耕しても尿漏れは全くなっかたのに、デパートの中を歩いていると
ときどき「あっ、尿が?」といった状況で、ほんのわずかですが、トロッと感じることが発生しました。

緊張が抜けたのかどんな状況なのかは分かりませんが、トロッ、トロッです。

妻に状況を話して、妻は少しだけ心配してくれますが、「大丈夫。大丈夫。」と自信はあるつもりでしたから笑っていました。
デパートを出ると尿漏れは止まりましたから、「もう一度このデパートに来てみんといかんな。再検査だ。」なんて冗談をいって帰りました。
H16.05.28
04.23の結果は
PSA:0.009
カソデックス服用か?
H16.04.23血液検査の結果
PSA:0.009

A第一病院にて、
尿検査、血液検査

「4月の血液検査の結果は、PSA 0.009でした。」といわれる先生の声がこころなしか、ちがっているように思われました。
天さんの心の中では、「えっ、0.009ですよね。そしたら0.01より低ーい。だのになぜ?」と先生の次の言葉を待ちました。

「この検査の検出下限は、0.008なんです。0.009ということは膀胱などに少し残っているのかもしれないということです。
今日の結果は、1週間後の昼休みに電話をしてください。それによって薬を飲むことにしましょう。
問題がない場合は、2ヵ月後に検査をしましょう。」

がっくーん。
そうか摘除した残りの部分に少しついていたか。きわどいところだったんだろうな。
でも、病理の組織検査の写真の位置からすると癌はその中に納まっていたのにそうはいかなのかと思いました。

う〜ん。手術して1ヶ月も経っていないのだから、血液中に術前のものが残ってるてことはないのかなと
もうしばらく結果は先に延ばしたいような気持ちが強くなってきます。

帰ってきてからもすぐ薬を飲み始めて、早くつぶしておいたがよいのか、しばらく状況をみてから服用したがよいのかも
相談しておかなければならないなあなどと思いを巡らせています。

検出限界が、病院によって違うんですね。
H16.07.28
05.28の結果は
PSA:0.008未満
あ〜よかった!
06.04電話で聞く 電話をするようにと指示があった日が来ました。
おそるおそる電話をしました。
KW先生「0.008未満でした。」
まず今回はよかった。次はどうなるだろう。なるようにしかならないとはいえ、気になります。
食事には気をつけようということで、今まで通り、玄米、魚、野菜が中心です。
H16.05.28 血液検査の結果
PSA:0.008
診察の予約時間が12:00ですので、診察の1時間前に行き、尿検査と血液検査を済ませておきます。
30分後くらいにPSAを除いた検査結果が出ます。

「前回の検査結果は0.008未満でした。高分化で早い時期に手術をしましたから、まずこれからも大丈夫でしょう。
手術で全部取れなくて、PSAが上がってくる人もいますが、全部取れているはずです。」とはっきり言っていただけました。
早く見つけていただいたこと完全に取っていただいたいうことはとても有難いことです。
早期発見ということは大事なことのようです。
退院して3ヶ月以上経過しました。術後約4ヶ月経過し、畑仕事をしたりしながら様子をみてきましたが、体力的にも元通りになったような気がしています。

9月に開催される県体へのバドミントン選手としての練習開始の連絡もきたりしましたので、8月の練習から参加することにしました。
畑仕事などで体力は付けてきていましたので、大丈夫だとは思いましたが、動きが激しく、持久力も必要なバドミントンをこなせるようになれば、まず、完全復活かななどと勝手に理屈をつけて楽しむことにしました。

結果、尿漏れなどは全く心配ありませんし、暑いさなかに体育館を閉めきって動き回りますから、体温もかなり上昇しているような感じがします。
噴出した汗が流れることによって、体温のバランスをとっているはずですが、体内はどうかな、癌が残っていればこの温度で破壊されないかななどと思いながらの練習も楽しいものです。

9月18日の県体でも大事なところで貴重な勝ちをいただき、我が市としても準々決勝まで進み大きな得点をいただくことができました。

ここまでこれたのも多くの先生方、看護師さんたちのおかげだと思います。
手術前から、いつかこのように復活したいなあと願っていましたが、結果として非常にスムーズに、しかも早く到達できたなと思います。
みなさん、どうもありがとうございます。
H16.9.29
07.28の結果は
 PSA:0.008未満
 

診察の予約時間は、正しくは9:15でしたが、
2ヶ月前に予約していたので,もう少し診察の時間が遅かったように思っていましたので、ゆっくりしていました。
ふと手帳を出して確かめると予約時間9:15となっていました。すでに9時。
台風21号が鹿児島に上陸していて、雨はそれほどでもありませんが、風は強くなっています。きょうはキャンセルも多いだろうなあ。

近い人は行かなきゃとばかりに、慌てて出かけました。いつもだったら一杯患者さんが待っていて、活気(?)があるはずですが、
休みのようにひっそりしてしていました。検査室に飛び込み尿の採取をし、血液検査を済ませて検査結果が出てからの診察を待ちます。

「どうですか。尿漏れなどはありませんか。」
「全くありません。普通どおりの生活ができています。」
「ネットを見ていると術後にPSAがあがったという方が多いので気にしてるんです。」
「ネットで出てくる方は、そのような方が多いのかもしれませんが、この病院で手術をされた方で、PSAが上がる方はほとんどおられませんよ。
中には、全部とれなくて、PSAが上がってくる方もおられますが、A第一病院では温熱療法の設備も購入して、そのような方に使いましたが、とても効果的です。この設備は熊本県ではここだけしにしかありません。」
「でも、高分化で早く摘除しましたから、PSAは心配しなくても大丈夫だと思いますよ。そんなに上がってくる人はいませんから。」

(確かに、術後PSAが上がる人は2割くらいだということですから、その2割に入るのかどうかなんでしょうけど、ネット上では2割の人が
余りにも多いようなんで、2割に疑問を抱いていましたが、病院での実績ではそんなものなんでしょうか。
あまり期待してもいけないのかもしれませんが、当面は先生のいわれることを信じていることにしましょう。)

次回の検査は2ヵ月後ということで、予約をして帰ることにしました。

外に出ると風と雨で怖いくらいでした。電線がゆれ、コンクリート電柱も揺れていました。18号に比べるとたいしたものではないようでしたが、
電柱が倒れ掛かってきたらどうしょうかなんて考えながら、車のスピードは上げないようにして無事帰宅しました。
H16.11.29
09.29の結果は
 PSA:0.03
 
 H16.10.25 電話で聞く 「PSA:0.03でした。ちょと高いんですよね。ただ同じ日の分析値結果が他の人も数人高かったので、分析検査上の問題かもしれません。
他の人は、その後の検査では低くなっていました。」
弱ったなあ、再発だといやだなあ。高い金を払って分析やってるのに、そんなミスはしないでくださいよ。検査技師さん!
どんな分析をするのかしりませんが、分析というのはたまに、キャリブレーションのミスとか、検量線を引き間違えるとかあったなあ。
ミスであってくれよ。
 
H16.9.29の血液検査結果
 PSA:0.03

「9月29日のPSA値は、0.03でした。高い値が3回続くと薬を飲むことにしましょう。」ということで、「次回は1ヵ月後の12月末に来て下さい。」ということになりました。

「同じ日に測定された方も高かったんですよね。その後の検査では低くなっていたのですか。今日の数値が低くなっていてほしいですね。」なんていいながら、自分をなぐさめていました。
 H16.12.13 電話で聞く 電話で、ついつい繰返して確認してしまいました。0.008未満!聞き間違いではありませんでした。
幾分かは、そうあることを期待していましたし、そうあって欲しいと思っていたところですが、検査技師さん、頑張ってくださいよといいたかったところですが、結果がよい方にいったから、先ずはよかった!よかった!

ということで12月末の検査も必要なしということになりました。
 
H16.11.29の血液検査結果 
 PSA:0.008未満
ということで、H16年の検査は全て終了しました。
術後約8ヶ月経過して今のところ順調に経過しているようです。来年もPSAの経緯を見ながら生活することになりそうですが、今のところ後遺症もなく、体調は至極順調な状態にあるといえそうです。
これからもこの調子で行って欲しいと願うばかりです。

この1年間多くの方に大変お世話になりました。みなさまも、どうぞ、よい年をお迎えください。
H17.01.01 本当に清々しい気持ちで、新しい年を迎えることができました。
今年の元日は、何十年振りかで雨が降るとか降らないとか言いながら迎えることになりました。「雨降って地固まる」とか言いますから、今年はよい年になってくれることを期待したいものです。

これから始まる年に、これからも順調であってくれよと祈りつつ健康で元気に過ごせることを期待しています。
H17.01.26
 H16.11.29の結果は
 PSA:0.008未満
H16.02.03 電話で聞く PSA 0.008未満を期待していましたが、0.010ということで少しがっかり。
先生の説明では、少し残っているのかなということで、上がらないようにと期待するだけです。
上がったり下がったりするかもしれませんということです。
H17.01.26の血液検査結果
PSA:0.010
H17.03.23
 H16.01.26の結果は
 PSA:0.010
H17.03.28 電話で聞く 血液も尿もきれいにしていますとのことで、PSAも検出限界の0.008未満でした。再びホッとしましたが、次はどうなることかやはり心配になります。
そんなものなのでしょうね。
H17.03.28の血液検査の結果
PSA:0.008未満
H17.05.25
 H16.03.23の結果は
 PSA:0.008未満
H17.5.31 電話で聞く またしてもPSA値は、0.010になってしまいました。
0.008未満の誤差範囲ではないのでしょうかとお聞きしましたが、
どうもそうではないとのことでした。どこのキットを使われているのか知りたいところです。
次回から3ヵ月後に検査をしましょうということになりました。
H17.05.25の血液検査結果
PSA:0.010
H17.08.25
 H16.05.25の結果は
 PSA:0.010
H17.08.30 電話で聞く 8月15日のお盆前から頂いた毎日ハムなど肉類の加工品をビールのつまみにして飲んでいたところ、血液がドロドロしてきていますよと言われたので、少し油断ができて肉類をついつい食べていたのを修正することにしました。
次回の検査は3ヵ月後ということになりました。
いろんなところでしばしば話題になっている男性の機能は、片方の神経が残っているためかはっきり自覚できる程度に回復してきました。
H17.08.25の血液検査結果
PSA:0.010
H22.08.23
 H22.05.18の結果は
 PSA:0.02
3ヵ月に1回血液検査とPSAの検査を継続して実施していますが、PSAは0.02か0.03を継続しています。

H24.4.20
 H24.4.18の結果は
 PSA:0.02


6ヶ月に1回PSAの検査を継続しています。PSAは0.02を継続しています。

  
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